2011年7月11日月曜日

身近な冒険

インドの話を書いていくつもりなのに、
まだ当分出発しないので、渡航前のどうってことない日常の話ばかりで突き進んでいます、はい、すみません。

本日は念を持ってチーちゃんは保育園お休み。
週末と先週の後半同様、家で一緒に過ごしました。

家の中にばかりいるのも退屈のようなので、
庭に出て一緒に植物に水をあげました。

すると、ホースから出る水のシャワーに大興奮。
…やばい、これで風邪をぶり返したらどうしよう…という
親の心配をよそに、きゃっきゃっとホースのシャワーに
突入し、案の定、水浸し、泥まみれ…。

その後、本当のシャワーを浴びてさっぱり&綺麗になりましたが、それぢゃせっかく保育園と園でのプールを休んだ意味ないぢゃん、という結末でした。

でもまあ、デリーではそんな水遊びもどれだけできるかわからないし…という考えがよぎり、ついつい親としても楽しませたいなあ、と思ってしまったのでした。
(本当にぶりかえさないといいのですが…)


一緒にいると、特になにをするわけでもないのですが、
近くの郵便局まで一緒に散歩したり、家のまわりを散策したり。

そんな時間が、今まで仕事をしている生活サイクルの中では
週末以外はなかなか腰を落ち着けてできた覚えもないので、新鮮に感じます。

正直、このペースに少し躊躇を覚えることもあります。
何もしてないような焦りや、倦怠感が入り混じることも。
子どもと過ごせる貴重な時間であるけれど、
仕事でのそれとは違うエネルギーがいる時間でもあります。
そのエネルギーの配分も難しくて気が付けばヘロヘロに。
慣れなければなあ。

明らかに仕事モードの時間の取り方とはちょっと違うな、と今更ながら思います。
でもママ・モードっていうのもピンとこないんだけど。
多分まだ、時間の取り方や自分の中でのリズムを探っているところなのかと。
で、きっと探り続けていたら、気が付いたら大きくなって時間が過ぎてるのでしょうかね。
そんなもんかね。


チーちゃんを見ながら、一緒に過ごしていると、
大人の私たちにとっては大したことではないけれど、
たとえば階段をひとつ登ることや、箱を開けるような動作をはじめ、
足元に生えている草、砂利、虫(涙)など、
チーちゃん目線に沿って身の回りを見渡すと、
当たり前としていた環境が、急に限りなく鮮やかな別の世界に映ります。

それは楽しい発見です。
彼女の新鮮な発見や、そこからくる感動を少しおすそ分けしてもらっている気がします。
そして、身近にずっとあったのだろうけど、気が付かなかったものも発見。


今日は夕方、二人で家の裏の道を歩いていたところ、柚子の樹を発見しました。
普段は通らないのですが、家の本当に目と鼻の先の道で、家の窓からも見えていたところです。

あれ?これ柚子の樹だ。
沢山の実がなっていて、蟻が沢山すでに実にたかろうとしていました。
私たちも蟻に負けず、二粒もらってきました(一応、公道ですし…)。
いい香り♪
おばあちゃんにお土産にしよう、と渡すとチーちゃんもご満悦のようでした。

二人で一粒ずつ握り、ふんふん歩いて近所を一周して帰ろうとしたところ、
ぶらんこ公園では3年生のお姉ちゃんたちに遭遇しました。

ブランコを高くこぐ姿を見るのがはじめてだったようでチーちゃんは衝撃を受けたような顔をし、
お姉ちゃんたちに赤ちゃん扱いされて、まんざらでもないというような嬉しそうでした。

帰り道にはさらに近所の3歳お兄ちゃんにも会えて挨拶をし、
なかなかのご機嫌で帰宅。

どうってことない、たったの2~30分の出来事だったのですが、
きっと彼女にとってはその中のひとつひとつのイベントが
大人の想像する以上の刺激となってたんだろうな。

子どもの刺激のためにも引きこもっていてはいかん!と思わさせられる時間でした。
些細ながらにも、貴重な発見を共にさせてもらっています。

この感覚、デリーでも忘れないようにしたいと思います。
身近な冒険を一緒に沢山していこうね。
のびのびと育ってくださいな。


余談:昨晩のチーちゃんの寝言は「おいしー♪」でした。
お誕生日ご飯&ケーキが嬉しかったのかな。

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