2011年12月21日水曜日

オールド・デリーへのドライブ

日曜は家族でランチをしたあとにコンノート・プレイス周辺まで出かけたので、ついでにドライブだけでもということで、ドライバーのプーちゃんにオールド・デリーに向かってもらいました。

母がこちらに来てくれてからまだろくにデリー市内も観光させてあげられていないし、せめてドライブだけでも、ということで行ってきました。

考えてみたら、自分自身も来印してから一度も観光らしい行動をしていませんでした。ひたすらライフラインや食材調達場所、憩いのスポット探しに明け暮れていた気がします。

「ん?インド門?ん?世界遺産?ふふん。」と観光名所的スポットはすべて横目で流して終わってしまう感じ。あぁ、情けない。

そんな余裕のない日々だったわけで、さらには「妊婦」を言い訳にオールド・デリーまで足を運ぶのを避けてきたのでした。ドライブならいいか、という思いと、出産前ではないとまたしばらくいけないか、とふと思い立ったが吉日。

さて、オールドデリーに到着。
うわぁ~すごい人混み、と母は後ろの座席でため息と独り言の連発。そして、車はすぐさま渋滞にはまり、ノロノロ運転。

確かにすごい人。想像していたほどではなかったのですが、きっとそれは日曜だったから。それでも混雑ぶりは相当なもの。これが平日だったらどうなっているんだろう…。

日曜は通常営業のお店が閉まっていて、かわりに毎週ストリート・マーケットが開催されているそうです。古本、古着など雑雑と路面に並べられ、皆が思い思いに服を試着したり本を探したりしている光景が目立ちました。

人の多さに圧倒されるのと、その皆がそれぞれのめいっぱいの生活しているダイナミズムを感じます。母の言葉を借りれば、テレビなどで見る、いわゆる「インド的な人混みの光景」が広がっていました。

この人混みの中での運転。
普段の道でさえ人や車が飛び出して来たり寄ってきたりと難しそうなのに、オールドデリーでは格別でした。…以前どなたかインド在住者に、ドライバーがオールドデリーへは運転したがらない、というのを聞いたことがあったのですが、それにも納得。人と車と動物がぎゅうぎゅう押し合いへしあい。

我が家のドライバーのプーちゃんは熟練ドライバー&その昔、4年ほどオートリキシャ―も運転していただけあって??見事なハンドルさばきで我々をこの混沌の中を連れていってくれました。
あぁ、ありがとう~。

しかし、オールド・デリーをさらっと車で抜けて我ながら意外だったのは、この混沌に対して覚悟していたほどショックを受けていない自分がいたことでした。2006年に出張で来たときには、同じような混沌トラフィックをインド門界隈でも経験したような記憶があります。

車もバイクもオートリキシャ―も牛も人もぐしゃっと川のようにうずめきあって進んでいたような道の印象があるのですが…。(記憶がいつの間にか誇大化されているのかしらん。)
もしも2006年に見たものがかわってきているのなら、これもまたわずか5年の間でインドが大きく変化している兆しのひとつなのかと。この先どんな方向に進んでいくのかわかりませんが、勢いあります、インド。

もっと開拓したい気がするけれど…。
妊婦はやはりオールドデリー歩きは厳しいかと。
そして、ベビーと子ども連れの場合は一体どうすれば…。

また挑戦してみたい、深い深いオールドデリーでした。

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