2011年12月3日土曜日

タッセルを買いに

Lajpat Nagarの紐屋さん
買い物ネタが続きます。

近頃は、出産も間近ということもあり、身重なためにチーちゃんと2人だけの買い物がしんどくなってきました。(今にはじまったことではないのですが…。)

まだ2歳になりたて、ちょっとした際に抱っこしてほしいお年頃です。
せがまれると、抱っこしてあげたいのは山々だけれども、自分の体重でも重たいし、腹がつかえて抱えるのも数分が精一杯。抱っこしっぱなしは、ごめん、無理なのです。

そんなこともあり、近頃はちょっとした買い物はメイドのターさんに付き添ってもらうことにしています。50過ぎの彼女にチーちゃんを抱えさせるのも正直申し訳ないのですが…たくましい腕でチーちゃんを抱えて買い物に同行してくれています。

さて、本日はカーテン用のタッセルを探しにLajpat NagarのCentral Market界隈まで行ってきました。こちらは、女性ものやファブリック、インテリア用品などがそろう庶民派マーケット。いつ行ってもローカルインド人でごった返しています。

4時過ぎに行ってみたら、あてにしていたお店が、何やら目の前でイソイソと店じまい。
せっかく来たのに!

ターさんの説明を正しく理解するならば、売店みたいに出している露店のような店は正規店ではないので、本当は外に出していてはいけないんだとか。それと関係あるかわからないけれど、見事に露店の通りの店の他の各店もあっという間に店じまい。

…で、一帯の掃除(掃除のお兄さんたちが一斉に通りの道の掃除を開始していた)が終わったら、30分後にまた店を開けるとか。
んーなんだかよくわからないー。
でも、ほこりっぽいし、30分も待機してられない~。

そこでターさん、「お店のほうに行きましょう」とのこと。
彼女のリードにまかせ、Central Marketから道を渡り、大通りの向こう岸の小道をずんずん進む。
どうやら、先ほどの路面店の正規?店のよう。

ターさん、お店に着くやいなや、シャウト。
ターさん:「ちょっと、おたく、カーテン用のタッセルはあるー?」(という感じで多分言っている)
店員:「うちにはないよー。隣の店だ。」(これも想像)
ターさん:「ティーケ!」(わかった、の意味のヒンディ。これは皆よく使うのを聞きます。)

ちなみに、こうやって彼女はどの店でも声を張り上げて聞いてくれる。
それに、店員が何かしら返事してくる。それの繰り返し。
その掛け声のやりとりが、なんだか、都会暮らししている日本人若者が忘れかけていそうな、当たり前の人対人のコミュニケーションで、心地よい。

隣の店に行くと、そこは紐屋さん。レースもちろん、ビーズワークのもの、凝ったデザインのものまで大量に壁に並んでいる。手芸など趣味に使う人たちにとっては、きっとここの在庫は鼻血ものなんだろうなぁ…と感心。が、しかし、タッセルなんて出てくるのか?

ターさんと店員のやりとりを聞いていると、Central Marketの(ちょっと高級めの)寝具・カーテン屋に行け、と言われているよう。た、確かに私もタッセルときたら、カーテン屋に行くと思う。

がしかし、ターさんは最初からカーテンのタッセルを買いに行こう~と誘ったら、紐屋を念頭にしていたようで、店員のすすめは彼女には受け入れられない。
(ここで、一体ターさんはどんな紐を想像しているんだろう…と、内心不安がよぎる。)

ターさん:「何もないわけ?あるでしょ?」(以下、あくまでも身振り手振り等からの会話の想像)
店員:「1種類だけなら多分あるよ。クリーム一色だけど。」
(最初に、私たちは茶かピンクを探していた。)
ターさん:「それ見せてよ。」

店員、のんびり店の端をごそごそ探し、タッセルを出してきた!(あるじゃん)
悪くない。むしろ、探していた色よりもいい気がして、多少汚れがあったけれど、それにしたい旨ターさんに伝える。

ターさん:「で、1本いくらよ。」
店員:「80ルピー」
ターさん:「ん?それは高すぎるわよ。50でしょ。」
店員:「60だな。」
ターさん:「55よ。」
(というのが、倍ぐらいのやりとりがあったが、趣旨は上記の通り。)
そして、店員は無言で立ち去った…。

えーっと。
この場合はどうなるの?

…ターさんに目配せしたところ、外人だと見て高くしてるのよ、と鼻でフンとして(るように見えた)、「マムは55x本数だけお金を出せばいいですからっ!」と強気。

というわけで、ター様のおかげで、無事にタッセルを正規?値段で入手ができました。
ありがたや、ありがたや。
ター様の威力発揮、のショッピングでした。

無事にタッセルが我が家に。




ター様が値切ってくれたタッセルたち

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