2011年8月21日日曜日

早々に入院…

ちょっと前の出来事。

インド到着後からちょうど一週間後、突然昼間に気持ち悪くなり、なんとか夕方の食事を作り終えた途端、具合が悪くなり昼間に食べていたものをすべてもどしてしまいました。

やばい。
その日の夕方からオットーは1週間、さっそく海外出張で不在の予定。

下痢はしていないので、食事にあたったのとは違うかな、と勝手に推測してみるものの、調子がよくないのは確か。
なんだろう~。

オエっと吐く私を見て、チーちゃんはただならぬ状況だと感じ取ったようで、心配そうに顔をのぞく。

なんとかこの子の夕食だけは食べさせなくては。
自分自身は水分補給をしながら、娘の食事をセットしてご飯を食べてもらい、その間、出張出発前に夕食だけ食べるために家に寄る予定だったオットーに連絡し、吐きました、調子が非常にまずいです、と報告。

すぐさま状況と出張のことを上司と相談してくれたらしく、何はともあれすぐさま帰宅に向かってくれました。

オットーが帰宅後、様子がわからないのでもう少し状況を見てみよう、ということとなりましたが、調子がよくないことだけは確かだったので急きょ結局出張を取りやめてくれました。

急に出張キャンセルとなってしまったので色々電話していて、多方面にご迷惑かけてしまっていそう。あぁぁ。本当にごめんなさい。家族にも、会社の方々にも申し訳なくて情けなくなりました。

夜に今一度、嘔吐。

…胃腸炎?

とりあえず、水分補給のために持参したアクエリアスをペットボトルの水で割り、ゆっくり飲み続けて朝を迎え、朝ドライバーが到着して早々に家族全員ですぐに病院へ向かいました。
先生に状況を説明したところ、とにかく嘔吐を止めるのと、栄養補給のために点滴(Drop)を打ちましょう、ということに。横になれる、ということと、点滴をもらえることをきいてひとまず安心しました。

…がしかし、点滴だけなので数時間で解放されると思いきや、先生に聞くと、「何を言ってるの、今日は泊りよ。」と、ぴしゃり。

…え!?

入院ですか?!

部屋があてがわれ、入院体制に。
あらまあらま。

ベッドに横たわると、看護婦たちが登場し、腕(というか手)に点滴が差し込まれ、とにかくじーーーーーーっとすることのはじまりでした。

チーちゃんは、というと、院内をパパと散策して看護婦さんたちに挨拶をもらったり、部屋で軽食を頼んで食べてみたりしたのち、夕方になったので、私の着替えなどもとってきてもらい夕食を食べるために一度家に帰ってもらいました。

あぁ、それにしても、申し訳はないけれど、でもチーちゃんのことを考えるとオットーに本当に出張を取りやめてもらえてよかった。私と2人きりではきっとどうしようもなかったです。

帰ってもらってからしばらくすると、オットーからの電話が鳴りました。

何が必要?…という確認の内容かと思いきや、聞こえるのは泣き叫ぶチーチャンの絶叫。
どうやら夕食を食べてすこしホッとしたところで、急にママ―!という状態になってしまって手が付けられなくなってしまったらしい。私の声を聴いて落ち着くかと挑戦してみたのですが、すでにパニックのような状態に。ギャー――マッマ~~~と、実に心の痛む絶叫が電話越しから聞こえてきました。

とにもかくにも急いで病院に戻って来てもらうことに。
チーちゃん、ごめんね。

看護婦さんには、娘が不安で離れられないようなので主人と娘も部屋に泊まっていいか?
と確認したら、すんなり、ええ、ご主人いるならいいんじゃない?とあっさりオッケーをもらいました。
ほっ。

数分後、大泣きしたあとですっかり目が腫れぼったくなり顔がむくんだチーちゃんと、相当に手こずり彼女が求めた母ではないがための力不足を感じて凹むオットーが登場。(いや、よくやったよ、オットー)

ママ~、と安心した顔でチーちゃんはそのまま私のベッドの横に転がりこみ、すーっと寝てしまい、オットーは、へなへなと、隣のソファに横たわり、就寝…。

考えれば、こちらに来てからチーちゃんは私と片時も離れたことのなかったですし、嘔吐している母の図にはじまり、点滴やまわりの緊張感なども感じ取りながら、相当いっぱいいっぱいだったのかと思います。

本当にごめんなさい。
海外生活の健康の大切さを身をもって感じました。
そして、到着早々にまだお会いもしていない会社の先輩ご家族含め、多くの方々に助けて頂きました。感謝ばかりで言葉が見つかりません。

結局やはり胃腸炎、おそらく原因は食事にはなく、渡航前後と新生活最初の一週間気が張っていた間の重なる無理が出てしまったのかと思います。(チーちゃんも同じものを食べてきたのにおなかは平気だったため。)


翌朝、ようやくスープらしき液体を与えられました。
これがまた、見事に味のない、水に限りなく近い代物に塩、こしょうが添えてあり、まずいのなんの。。。文句は言えませんが…。

昼間に退院を許されたものの、前日の昼のものからすべて嘔吐したあとには点滴を打っていたもののまったく食事をしていなかったために、体に力が入らずじまい。
立つのもままならずでしたが、それでも無事に退院できました。

昼食を外で済ませ、家に帰ってとにかくゆっくり過ごしました。

今はもちろん、完全復活です。

入院は、点滴だけで済み、これ幸いというべきか。
それでも子どものことやオットー含めまわりのサポ―トを借りてもこれだけ大変ということは、もっと重い病気やけがのときはどうするか、と思うとぞっとします…。

慣れない土地だからこそ、健康に気を付けて過ごしていかなくては、と改めて何度も思わさせられる経験でした。

お世話になった方々、オットー、チーちゃん。
ごめんなさい、そして本当にありがとうございました。

1 件のコメント:

  1. 大変だったねぇ。聞く前は家族一同、「チーちゃんはどうしたのだろうか?」とか色々と考え込んでしまっていたよぅ。私、一度ウィルス性の胃腸炎になってケロケロ有り得ない黒い色の物を吐いて、病院に行ったの覚えてる。胃腸炎ってものすごく痛いし辛いよね...。よく頑張ったね。無事で何よりでした。世界中どこにいても、これからも健康にはくれぐれもお互いに気をつけようね。

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