2012年9月17日月曜日

懐疑心

ものごと疑ってかかることは必要だし、リスクなどを予見するにはそれはむしろ生活していく上で重要なんだけれども、些細なところで疑いはじめてしまうと、その自分の中の疑いの気持ちに疲れてしまいます。
今日はそんな一日でした。
 
メイドのターさんは遅刻の常習犯。朝の出勤時間以外はおおざっぱなりに器用に仕事をこなしてくれているので出勤時間は大目に見ているけど、最近以前より当然の顔をして遅れてくる。
もともと契約は8時からなのに、8時半までに…というゆるさから、最近は9時近い。今日は9時過ぎ出勤。ちょっと度を過ぎて緊張感が足らないな。
 
ようやく出勤した彼女。どうしたの?と問うと、
「すみません、頭痛がひどくて出勤が遅くなりました。あと、携帯もバランスが足らなくてご連絡できなかったのです。」…と言う。
 
…そうかあ。体調悪かったのなら…携帯つながらなかったのなら…と同情する。
 
でも、数分後に彼女の携帯がピロピロリンと鳴る…
あん?
問いただしたくなるが、朝から剣幕起こす気力もないので、黙っとく。
 
なめらてるな、と思うと腹立たしい。
がしかし、頭が痛いのも嘘でもないとも思う。更年期障害だろうか。
 
8時契約なら8時で来てもらうことにしようか。
でもそこまできつくしなくてもいい気もどこかでしている。
では、それなら9時なら9時出勤で、減給しようか。
それも今更だけど。
 
甘いよな、仕事は仕事。
9月から昇給を念頭に考えていたけれど、条件見直して給料留めておいてやろうか。
モチベーションがさがりすぎるかな?
対応を考えさせられる。
生活を預けている分、余計に慎重になってしまう。
互いに気分よく過ごしたいけれど、なあなあはいけないと思うし、そのフレンドリー好意と仕事の厳しさの線引きの按配が難しいところ。
 
もしや本当は嫌でフェードアウトしたくて嫌がらせで遅れてきて困らせてるんではないか?
とか、色々とマイナスな方向の思考が働いてしまう。あーいやだいやだ。
 
 
もうひとつはドライバーのプー。
週末から奥さんの実家の人々が奥さんの実家のアグラからデリーにやってきている。
義理の父母と妹家族が来て、誰か知らんがお見合いのために参上とのこと。
 
それ自体はいいのだけれど、今朝はプーが自分の実の父の容態がよくないという。
なので、午前中に病院にいかせてくれ、と。
 
お父さんの容態は前からよくないのは知っているから、もちろん行っておいで、ということで送り出したものの、自分の心の中の嫌な子が「もしや、うちの車を使ってアグラから来ている親戚を駅まで送り届けたくて言ってるのでは…」などとプーを疑ってしまい、本当にお父さんが容態悪かったらそれどころではないのに。。。と自己嫌悪。
 
あぁぁ。
生真面目プーとは最近、「インド人は嘘と言い訳ばかりするのでよくないですっ!」という熱弁を聞いていたばかりだったので、なおさら、これで嘘つかれていたら傷つくなあというのと、あぁ~でもお父さんの容態のほうが嘘だったらいいのにと、もう頭の中はめちゃくちゃです。
 
結局、プーのお父さんは容態は兄弟から連絡あった朝に恐れていたほど悪化はしておらず、ひとまずは大丈夫ということでした。
多分、嘘ではないと思います。
 
今日はどこかで(このブログか)で自分の懐疑心で凝り固まった心を洗いたくてしかたありません。
人をどこまで信用するか、どこまで許すかも自分次第。
信じるか、信じないか。
疑うことも必要だけど、裏切られる可能性を踏まえながらも
できれば信じることを選びたいな。
 
インドで家族の次にもっとも身近な人たちとなっている2人をそれぞれの面で色々疑って疲れた一日でした。
 
ちょっと気持ちが病んでるかな。
少し心の平和が必要みたいです。

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